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​東洋大学地理学研究会について

 ようこそ、東洋大学地理学研究会へ。

本研究会では、「①国内外を問わずの社会貢献」、「②地理的基礎学力の向上」、「③巡検(フィールドワーク)を通じた他地域の問題への関心」の3本柱を目標に掲げて活動しています。

 

 「国内外を問わずの社会貢献」においては、地理学的に言えば地図の作成や自然地理学的事象に向けた対策、地域の問題点を見つけ、(国際)協力・支援などが挙げられます。

 例えば、ある学生の一場面

『ある時の話なのですが、バスで席を譲ろうとして近くにいるお爺さんに座ってくださいって席を譲ろうとしたら断られたので次に近くにいるお婆さんに席を譲ろうとしました。しかし、断られてしまったので大人しく座っていたのですが、新しく乗車してきたお爺さんに「3 回目の正直だ~」と思い、座ってくださいと言ったところやっと席を譲ることができました。そうしたら「おめでとう!」と最初に席を譲ろうとした方々を皮切りに周囲に拍手を贈られた覚えがあります。』

といったごく当たり前の内容があります。確かに地理学とは関係ないように見えます。

しかし、上記の内容から以下のことが想像できます。

「この町はお年寄りが多いにも関わらず公共交通の座席数が少ない。」

「この町は支援を断る我慢強い居住者が多い。」 など

 これらの連想から、交通地理学や言語地理学など幅広い地理学へと展開することができます。皆さんも上記の事象程度のことならば、関わったことが人生の中であるでしょう。

 「地理的基礎学力の向上」においては、地理学研究会で学んだ地理学的基礎知識を将来民間企業や公的機

関で発揮して欲しいという願いがあります。民間企業ならば、地理関連のテキスト出版社(帝国書院など)や公共交通機関営業企業(JRなど)、旅行会社(JTBなど)、気象予報士など共通して地図を多用する企業が挙げられます。公的機関ならば、省庁(国土交通省、環境省など)や役所の環境を扱う部署、教育機関(小学校、中学校、高等学校など)などが挙げられます。地理学は学問以外で役に立たないと言われることが多いですが、上記にも挙げましたが意外と多くあるのです。したがって、地理学の基礎学力は社会全体の生活の基礎を築く上で重要な位置づけにあります。しかしながら、理論などの専門的知識を活用するとなれば就職先は狭まります。東洋地理研では基礎学力を向上する過程において、「仲間と協力しコミュニケーションを養うこと」と「理論を用いた調査能力を養うこと」も図ります。

 「巡検(フィールドワーク)を通じた他地域の問題への関心」においては、大学内外を歩きます。ただ、歩くだけではなく、その場所の歴史や課題を知ることが重要です。巡検先に関しては、皆さんで相談して決めます。勘違いしがちなのは、地理学の巡検先は山登りや住宅街を歩くといった「面白くなさそう」な場所だと思われていることです。しかし、そんな場所はほとんど歩きません。東洋地理研では、ディズニーランドなどのテーマパークや池袋、新宿、渋谷といった副都心を中心に歩きます。やはり、巡検は大学生活(人生)の一部ですから心理的に良好であるべきであると思います。従って、本研究会では、楽しい「巡検」を目指し運営を行います。

 以上の3本柱を意識しつつ、「東洋大学地理学研究会に入って良かった!」と思えるように皆さんで頑張りましょう!

 皆さんの活躍を楽しみにしています。

                                         2024年4月

― 略年表 ―

2020年10月 

旧地理学研究会 設立

2021年4月  

オンライン形式で全国展開(3大学の学生・社会人が参加)

地理受験生向けの一般・編入学・大学院受験指導サービス開始

2022年12月 

東洋大学地理学研究会(非公認)として再設立

一般入会受付開始

2023年5月

東洋大学地理学研究会(準公認)として活動開始

独自の地理学講義「緑紺地理学講義」サービス開始

2024年5月

東洋大学地理学研究会(公認)として活動開始

― ロゴマークの由来 ―

逆TUマーク→地理学は発想を逆転させることが多いことを意味する。

中央部の白線→山を意味する。(立山連峰をモチーフとした。)

― 愛称「緑紺地理学園」 ―

本研究会は、別名「緑紺地理学園(りょっこんちりがくえん)」と呼ばれています。

「緑紺地理学園(りょっこんちりがくえん)」とは何かと思われる方も多いでしょう。

それでは、解説していきましょう!

1 緑 →地理カラーとして様々な出版社が取り入れている「緑」

2 紺 →東洋大学カラーとして知られている「鉄紺」の「紺」

3 地理学園 →本学には地理学科(2023年現在)は存在していません。そのため、地理好きな高校生や社会

人の方は他大学の地理関連の大学に進学される場合が多いです。

、、、とはいえども本学の国際学部国際地域学科では、専門科目として「都市地理学」、「経済地理学」、「人文地理学」(人文地理学分野)、更には「自然災害と防災」、「災害と復興」、「国際環境計画入門」、「環境適正技術論」、「環境マネジメント」、「環境システム論」(自然地理学分野)、「タイの地誌と文化」、「インドネシアの地誌の文化」(地誌学分野)等々多くの地理関連科目が開講されているのを知らないのではないでしょうか?

 話が長くなりましたが、つまりは「地理学を多くの人に楽しんで貰えるような学園づくりを目指していこう!」という意味です。

ー 東洋大の地理学とは? ー

 本学の地理学(地球科学も含む)関連の研究者は、地理学科が無いことから様々な学部に分散しています。

それでも、各学部に地理学関連の研究者が在籍していることで学生が身近に質問できるメリットがあります。

もし地理学に少しでも関心があれば、遠慮せずオフィスアワー時間やメールアポを取り訪問してほしいと思います。本学の教員のほとんどはアットホームですから怒られないか等で心配しなくて大丈夫です。但し、社会人としての常識は守ってくださいね。

― ロゴマークの由来 ―

逆TUマーク→地理学は発想を逆転させることが多いことを意味する。

中央部の白線→山を意味する。(立山連峰をモチーフとした。)

​ー 東洋大学地理学研究会に関連のある書籍 ー

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